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テクノロジーの進化は、私たちの旅をどう変えるのか?

テクノロジーの進化によって、私たちの「旅」は変わりつつある。

たとえ日本語しか話せなかったとしても、翻訳アプリによって異国でのコミュニケーションができるようになった。位置情報が正確になったことで、精度の高い道案内をしてくれるようになった。無料で泊まりたい人と旅人にスペースを貸してもいい人をマッチングするサービスも出来て、宿泊先を探すハードルが大幅に下がった。スマホで自分好みのホテルを探すことも簡単になったし、好きなときに好きな場所へタクシーを呼ぶこともできる。

旅の準備はもちろん、旅をしている最中や、その後のネットワーク作りまで、テクノロジーの進化は私たちの「旅」に大きく影響を与えている。

テクノロジーが
旅の「質」を変えていく

かつてのように気軽に旅に出られない世の中ではあるが、それでも旅に関するサービスは次々とローンチされている。

例えば「Google」は、ユーザーがホテル検索をした際に表示する「サステナビリティ認証」のマークを追加し、そのホテルが持続可能な方法で運営していることを簡単に示し、さらにはどれだけ環境に配慮した取り組みを行っているのかを知れるようにアップデートした。

また、中国で最大の検索エンジンを提供する企業「百度(バイドゥ)」は、完全自動運転によるタクシーサービスの運営許可を取得。これを訪中観光客が使えば、道が分からない場所でも自動で目的地まで車で移動できることになる。

パーソナライズ化する
新しい「旅のカタチ」

他にも「Misapplied Sciences」というスタートアップと「デルタ航空」は、空港内に電光掲示板のような「PARALLEL REALITY」を設置。これは顔認証技術を搭載した機械によって人の顔を認識し、その後、登録されているフライト時間やゲートなどを表示するもの。現在はデトロイト空港のみの設置だが、その利便性や革新性を考えれば今後多くの空港にも導入されるだろう。

「Timekettle」という企業は、スマホに挿すだけで使える翻訳機「ZERO」を開発。対応言語はおよそ100あり、言語を超えたコミュニケーションがますます活発化していくことになるだろう。

そして、ZIPAIRも「チームラボ」とアプリ「ZIPAIRアプリ」を共同開発した。ミレニアル世代やZ世代にとって使いやすいアプリになるようデザインし、チケットの予約からフライトまでの「ToDo」「スケジュール」を表示している。旅は準備にも時間がかかってしまうからこそ、アプリが「いつまでに何をやればいいのか?」を示してくれるのが特徴的だ。

テクノロジーの進化によって、私たちの旅のパーソナライゼーションが進んでいる。今後も一人ひとりの想いを実現するサービスや体験が出てくるだろう。

世界屈指のテックシティ
「サンノゼ=東京線」12月より就航

この冬、2022年12月からZIPAIRは「サンノゼ=東京線」を就航する。そう、米・サンノゼといえばシリコンバレーの文化的中心地であり、世界屈指のイノベーションと起業の街だ。

巨大ハイテク企業がオフィスを構えるこの土地に足を運んで「なぜここから世界の常識を変えるテクノロジーが生まれ続けるのか」と思いを馳せてみるのはいかがだろうか。今、私たちが当たり前のように使っていて、かつ手放すことはできない様々なテクノロジーやサービスを生んだ街であり、その歴史が見られる場所でもある。

もはや切っても切り離すことはできない「旅」と「テクノロジー」の関係性。意識的にそこと向き合うことで、旅をより“日常的なもの”として捉えることができるかもしれない。